第8回:ニンジャの旅立ち

板垣:今日は大事な話がある。心して聞いてくれ。

真鍋:何ですか、大事な話とは。

板垣:クリムゾン真鍋には話してなかったが、俺は以前から世界ニンジャ連合、略してWNU(World ninja unions)の極東司令官をしている。

真鍋:それは初耳ですね。

板垣:で、先週司令官が世界中から集まって開催されたニンジャ連合世界大会で、俺はアフリカ司令として活動することが決まった。拠点はヨハネスブルグにある。

真鍋:ヨハネスブルグというと、エビ型ニンジャとかたくさん居そうですね。それはそれで楽しそうだ。

板垣:と言うことで、クリムゾン真鍋と一年間に渡って活動してきた戦艦ニンジャクリムゾンだが本日をもって離れることになる。誠に残念だが理解して欲しい。

真鍋:わかりました、私もニンジャ板垣がニンジャ連合再興のためにいつか立ち上がる時がくると覚悟してました。「時は来た」って感じですね。

板垣:そうだ…「時は来た、それだけだ」。それで、クリムゾン真鍋はこれからどうする。

真鍋:私はチョモランマ桐と戦艦ニンジャクリムゾンを守って行きます。せっかくニンジャ板垣に名付けてもらったチョモランマ桐の名前を大切します。

板垣:ニンジャの世界はメトロノームのように左右に激しく揺れ動いている、これが以前話したメトロノーム理論だ。

真鍋:メトロノームが大きく揺れ動いてるのを感じます。しかしニンジャ板垣がいなくなったら、戦艦ニンジャクリムゾンという名前は不自然ですね、チョモランマクリムゾン探検隊にでも変更しますかね。

板垣:近いうちに世界ニンジャ連合から新しい司令官が到着するはずだ、あとは新しい司令官と話してくれ。

真鍋:わかりました、戦艦ニンジャクリムゾンの名前はその時に考えます。ニンジャ板垣の周辺でも、最近抜け忍がたくさん発生しているようですね。新世界での活躍、楽しみにしてます。

では俺は旅立つとしよう、涅槃で会おう!

涅槃で会いましょう。

こうして、ニンジャ板垣はヨハネスブルクに旅立った。核となる司令官を失った戦艦ニンジャクリムゾンはいったいどこに向かうのか…クリムゾン真鍋とチョモランマ桐の行く末はいったいどうなるのか…次回をお楽しみに!