いよいよ、レーサー岡谷との麻雀にクリムゾン真鍋が参加、じぇーんのカタキを取ることができるのか。
真鍋:では、始めましょう。二度振りでぱぺぽくん行ってください。
ぱぺ:ピキピキ…。
真鍋:おやま、私が出親ですな、では、ルールを決めます。ナシナシ、東南、ワレメも無しで。
岡谷:ナシナシですか、ナシナシはチョンボじゃないか。
真鍋:岡谷さんがさっきのラストで、いきなりタンヤオドラ12やるから、安心してナシナシにできます。我がルール決めに一片の悔い無し。
岡谷:まあ、決まったものは仕方ないな。
真鍋:では、始めます。サイコロは5で自五、私の山から行きます。
クル:いきなり、自五とは、なんか積み込みましたか。なにかの本に書いてました、親がいきなり自五は怪しいって。
真鍋:大丈夫、これは全自動卓だから積み込みは無理だ、クルムシ軍曹の情報は30年古いんじゃないか。
クル:いつも、スマホでネット麻雀だけやっているので、積み込みって言ってみたかったんです、深い意味はありません。
ぱぺ:ピキピキ…。
岡谷:しかし、こういうときに限って、ドラがたくさん来るのに役がない。ナシナシはやりにくいな。
真鍋:それが狙いですから、しかたなかばい。
ぱぺ:チーです。
真鍋:あれ、ぱぺぽくん、ナシナシでそんなに鳴いて大丈夫かい。
クル:場を見る限り、萬子ためてるんじゃないでしょうか、無理ホンイツ、オタ風ですかね。
ぱペ:ポンです、7萬。
岡谷:やはり、ぱぺぽくんはホンイツかな。
ぱぺ:緊急着信あり、緊急着信あり。ぱお~ん、ぱお~ん。
真鍋:なんだなんだ、緊急着信とは、キトラ古墳にUFOでも着陸したか…。
ぱぺ:ワシやワシ、竜田やんけ、八熊伝がうちの蔵から見つかったやんけ、桐の箱に入れて大事に保管されていたから、問題なく読める。はやく取りに来るやんけ。
真鍋:なんで、ぱぺぽくんが竜田の代わりに話をするんだ。
じぇ:それは、ぱぺぽくんの親切機能で、近くのスマホに着信があった場合、Bluetooth通信で、ぱぺぽくんのスピーカーから内容を聞くことができる機能だそうです。
真鍋:ええ、それって、秘密の会話もぱぺぽくんに全部筒抜けなのでは、まずいぞ、それは。
じぇ:ぱぺぽくんが作られた時代は、まだチップに盗聴機能を組み込むことに規制がなかった時代なので、仕方ないですね。さっきも、私のママからの通話をいきなりぱぺぽくんが話し始めたときにはびっくりしました。
真鍋:どうりで、ぱぺぽくんは麻雀が強いはずだ、空中を飛び交う電波を全部味方につけることができるんだからな。ということで、どうだ、最後の7萬、ほら当たってみろ。
岡谷:なんと無謀な、クリムゾン真鍋はいつも気にせず危険牌を通してくれるから助かるな。
クル:すみません、それロンです。タンピン一盃口ドラドラ、ハネマンです。
真鍋:やれやれ、そっちから来たか。
ぱぺ:クリムゾン真鍋、メッセージは伝えたよ、ということで八熊伝のコピー、早く取りに来るやんけ。
真鍋:はーい分かった分かった、麻雀終わったらすぐに行くよ。ということで、1万2千点、もってけ泥棒。
ぱぺぽの新機能に調子を崩し、振り込みまくるクリムゾン真鍋。あっというまにオーラス。
岡谷:オーラスですな。今の持ち点は、クルムシさん+31、ワシ+5、ぱぺぽー20、クリムゾン真鍋-28。
真鍋:オーラスだ、ラス親は…。おやま、私と同じく負けているぱぺぽくんすか、ここは、素直に私が最後に役満でも上がって終わりたいものだ。
クル:なんか、静かにこのまま終わって欲しいですね。1000点とかで軽く上がることにします。
残り牌が12枚になったところで、岡谷が動く。
岡谷:1筒子、ポンです。
真鍋:なんか嫌な空気ですな。ナシナシで岡谷さんがポンなんて。
クル:ぼくが先に1000点であがるから大丈夫です。
真鍋:それを期待しているよ、岡谷さんを勢いつかせると後で困るしね。
くる:そうですね、では9筒子、切ります。
岡谷:ロンです、いきなり出ましたか、クルムシさん。やはり出ると思ってました。ということで、清老頭、役満で3万2千点よろしく。
くる:きゃ~、ホントですか、端牌を手の中にたくさん持ってたんですね、信じられません。
真鍋:クルムシさん、魅入られたように振り込んだね、こわいこわい。ぱぺぽくんはなんか感想はありますか。
ぱぺ:ぴきぴき。
岡谷:では精算しましょう、いまのでクルムシさん、飛びましたね。飛び-10入れてー41、ワシ+89、ぱぺぽー20、クリムゾン真鍋-28。
真鍋:やっぱり来ましたか、やはり岡谷さんは手強い相手ですね。
ぱぺ:ぴきぴきぴき。
ぱぺぽくんが怒ってるみたいですよ。次は本気出すと言ってます。
ぱぺぽくんも微妙に怖いな、変なチップとか入ってそうだし。
いきなり、レーサー岡谷が役満で疾走開始、ぱぺぽくんの逆襲はどうなるのか、荒れ模様の麻雀は次回に続きます。