第36回:横須賀・猿島の秘密とは。

猿島でのイベント、TNC2024を一週間後に控え準備に余念がないクリムゾン真鍋。天候に左右される離島でのイベントはどうなるのか。ディンガ猫又と二人で無事にイベントを回せるのか、不安は尽きない。

じぇ:おはようございます、マスター。先ほど佐川急便から荷物が届きましたが開けますか。

真鍋:ああ、中身については思い当たる節がある、そろそろ届く頃だと思っていたところだ。

じぇ:では開けます…、これはいったい何なのでしょうか。

真鍋:これは、来週の猿島イベントに向けて作った旗だ。団体旅行には先頭でコンダクターの人が旗を持って案内しないと迷子になるからな。

じぇ:そうなんですね。お登りさん旅行みたいで格好いいですね、ふふ。

真鍋:待ち合わせの時にも旗があると便利だ。傭兵どもよ、このニンジャクリムゾンの旗の下に集え!って感じだ。

じぇ:バーガーキングだと、いろんな人がいるから旗があると迷わなくて安心しますね。

真鍋:そうそう、今回は一見さんも参加しやすい設定のイベントだから、誰が来てもわかるように目印が重要なんだ。

じぇ:どうして旗は二枚あるんですか。しかも黒いのと白いのが。

真鍋:これはね、原則バーガーキングの店の中で集合なんだが、なかにはビーガンとかで肉が食べない人がいるかもしれん。そんな人をわざわざ肉の匂いが充満したバーガーキングの店内に入ってもらうのも気が引ける。そんな場合は店の前で集合にするんだ。その時の目印が二枚目の旗の使い道ね。

ビーガンとは、自分の考えとして動物由来の肉食を好まないライフスタイルである。クリムゾン真鍋も気持ち的にはビーガンである。「出典:近代芸無辞典より」

じえ:なかなか細かな準備が必要なんですね、イベントは。で、旗は誰が持って待つんですか。

真鍋:外で待つのは猫又くんに頼むつもりだ。じぇーんは店内担当、私が店内という店外を行ったり来たりしながら様子を見る担当だ。

じぇ:念のため、TNC2024の概要、もう一度貼っておきますね。

■イベント名:「旅するニンジャクリムゾン」TNC2024

■開催日:2024年6月1日土曜日

■集合:朝10時に京急横須賀中央駅のバーガーキング

■住所:〒238-0007 神奈川県横須賀市若松町1丁目1
※店内で待ち合わせ、店の前で待ち合わせ、いずれもOK。

■目印:ニンジャクリムゾンの旗。

■行動予定:集合:10時頃 横須賀中央駅→猿島→どぶ板通り散策→駅前で宴会 解散:17時頃。

■参加費:行く先々で必要な猿島への船代、海軍カレー代など各自実費負担、宴会代は割り勘。

■テーマ:西の聖地友ヶ島に加えて、猿島を東の聖地にすること。

■やること:猿島で動画素材を撮影。ドブ板通りで海軍カレーを食べる。

■参加表明:当日集合場所にくれば参加OK。Xにて当日の行動は実況します。Xへのリツイートで参加表明してくれるとなお確実。

■予想参加人数:15人くらい。初心者の方も歓迎デス。

■途中参加、途中離団OK、現在の位置はツイッターで随時書き込みます。ツイッターのフォローよろしく。
https://twitter.com/ecolemanabe

真鍋:天気が良いといいな。

じぇ:いいですね…。

ぴろぴろぴろ

じぇ:電話ですね、誰からでしょうか。

真鍋:どうやらこの名前はハンター竜田だな。そういえば八熊伝の内容を聞きに行くと言いながら、もう半年以上経過してる、さすがに怒ってるかもしれない…。ということで、もしもし、久しぶりやんけ、なにしとったんやワレ、

竜田:それはこっちのセリフやんけ。来週横須賀でイベントやると聞いたやんけ、せっかくだからワイも猿島に行ってモンキーハンティングでもやろうと思ってたが、あいにく来週は中国に仕事にいっているやんけ。

じぇ:竜田さんは、あちこちに行ってるんですね、今度は中国ですか。なにかオトクな話でも見つけましたか。

真鍋:中国にはきっとなにかオトクがあるはずだ、近いうちに話を聞きに聞かねばならんな。

竜田:で、急ぎで連絡したのは、猿島と八熊伝の関係について、事前に教えといてやろうと思って電話したやんけ。

真鍋:ほほう、どんな話だろ。猿島には猿がたくさんいるから、おにぎり持っていって猿に襲われないように気をつけろって話かな。

竜田:いや、違うな。八熊伝に書かれている内容、それはこの世界とは別の異世界があって、そこは8つの島からできていて、それぞれ別の動物が支配している。その中で頂点は熊がいる島ってことやんけ。

真鍋:なんか、急に話が進行してきたな。要するに熊が一番偉いって話だな。

竜田:熊が一番偉いというのは当然として、別の世界への入口、そのヒントが八熊伝には書いてある。相当な量がある八熊伝を細かく読みこなすとこんな記述があったやんけ。一つは高速で移動する2つの車輪を持った馬のようなもの。2つ目は守備を固めた陣地にある扉。

真鍋:なんか、不思議な感じになってきたな。高速で移動する2つの車輪は、ゲーマー鹿山が急に消えたハングオンの筐体かもしれない。そうなると、ゲーマー鹿山は別の世界への移動方法を見つけたことになるな。やはり、大船観音さまの威光なんだろうか。

竜田:なんでも、別の世界への入口には、人型の物体が置かれているそうだ。そうなると大船観音は人型の物体なわけだから、それに該当してもおかしくないやんけ。

真鍋:そうか、いくつか入口があるわけだな。そういえば、去年行った石垣島の灯台は関係ないのか。クロニン田村があそこで消えたのもなにか関係があるかもしれないのだが。

竜田:石垣島については、八熊伝でも、なにも触れられていない。ついでに言っとくと、大塚のカレーショップも別の世界への入口とは関係ないやんけ。

真鍋:それは一安心だな、私は特に別の世界に行きたいとは思っていない。今のこの世界で十分満足しているからな。

竜田:それがそうもいかない状況になってきたやんけ。1週間後にクリムゾン真鍋が行く予定の猿島、これも別の世界への入口に繋がっていると八熊伝に書いているやんけ。友ヶ島と同じく、特別な宇宙の意志が働いていると考えられるやんけ。

真鍋:それはまずいな、猿島に行ってそのままこちらに帰ってこれない可能性もあるのか。それなら、こちらの世界でやっておかないといけないことがある。たとえば磯丸水産の株主優待券が今月末で切れるから、あと3000円分使い切らないといけないとか。

竜田:まあ、そんな些細な話は自分で考えてくれ…。それよりくれぐれも猿島で海のモズクにならないように気をつけるやんけ。

真鍋:海のモズクじゃなく藻屑だろ。

竜田:ワイはモズクが好きなんや。それにワイが住んでる場所からは中百舌鳥が近い。中百舌鳥とモズク、語感がにてるからええやんけ。そういうことだ。

真鍋:教えてくれてありがとう。

いつものことながら慌ただしく電話で話をして、そして急にいなくなるハンター竜田。

じぇ:なんか、難しそうな話が連続して続いて疲れますね。しばらくお昼寝してきます。

真鍋:ええご身分じゃのぅ、昼寝とは。

ぴろぴろぴろ

真鍋:あれ、また電話だ。それもハンター竜田からだ、で一体何の用事だ。

竜田:さっき言い忘れていたが、6月2週目に沖縄でいいホテルが取れたやんけ。クリムゾン真鍋の分も取っておいたから、そこで八熊伝の内容についていろいろ説明するやんけ。

真鍋:沖縄…。そりゃいいな。ぜひ行かせてもらうよ。私は誘われた誘いは原則断らないことをモットーとしておる。沖縄でサムズのステーキをバカ食いしよう。

竜田:サムズのステーキは楽しみやんけ。今回は軽トラじゃなくまともな車借りるやんけ。

サムズとは、沖縄で有名なステーキチェーンである。調理中に火柱があがると、来店者から歓声があがることもある。運営が串カツ物語と同じくフジオフードシステムである。「出典:近代芸無辞典より」

真鍋:わかった。予定しておく。

6月の沖縄はいいですね、私もお供します。

そうだな、新たな手がかりを求めて沖縄に行こう。やっぱりステーキも食べないと。

ということで、来週の猿島、その翌週は沖縄と、意図せず予定がどんどん決まっていくクリムゾン真鍋。出たがりの性格からして、予定が続くのはきっと大喜びのはず。猿島でクリムゾン真鍋とディンガ猫又は、別の世界への扉を見つけることができるのか。次回は,旅するニンジャクリムゾン2024 in 横須賀(TNC2024)をお楽しみに。